ZDR 038の概要
コムテック「ZDR 038」は、ルームミラー一体型本体と後方用のリヤカメラを組み合わせた前後2カメラドライブレコーダーです。フロントカメラ側には11.88インチの大型フルカラー液晶を内蔵し、通常時はデジタルインナーミラーとして後方映像を表示できます。カメラ部にはSTARVIS技術搭載CMOSセンサーを採用し、夜間やトンネル内など暗いシーンでも明るく記録可能。フルHD(1920×1080)録画に対応し、GPS・Gセンサー・駐車監視(=エンジン停止中も録画を続ける機能)モード・運転支援機能を備えたミラー一体型モデルです。
カメラ・録画スペック
カメラ構成は、ルームミラー裏側に内蔵されたフロントカメラと、リヤガラスまたはリヤトレイ等に取り付ける外付けリヤカメラの2カメラ構成です。撮像素子はいずれもSTARVIS技術搭載1/2.8型CMOSセンサー(総画素数約200万画素/有効最大約200万画素)で、レンズ画角は水平約138°/垂直約70°(対角約168°)と広角。車両前方・後方の広い範囲を1台でカバーできます。
録画解像度はフルHD(1920×1080)/HD(1280×720)に対応し、フレームレート(=1秒あたりの撮影コマ数)は27.5fps/17.5fpsに加えて、1秒に1枚ずつ記録する「タイムラプス1コマ」モードも選択可能です。画質は「高画質/中画質/低画質」から選べ、フルHD・高画質設定時は約10〜12Mbps、HD・高画質設定時は約8〜10Mbpsのビットレートで記録します。画像補正機能としてフロントカメラ・リヤカメラともHDR(OFF/HDR-ON)に対応しており、逆光時やトンネル出入口、夜間の強い明暗差でも白とび・黒つぶれを抑えた映像を残せます。フロント・リヤそれぞれの輝度調整とナイトビジョン設定(ON/OFF)も用意されており、暗所での視認性向上にも配慮されています。
駐車監視/運転支援機能(オプション)
別売の「駐車監視・直接配線コード(HDROP-14)」を使用すると、エンジンOFF後も車両バッテリーから電源供給を行い、駐車監視モードでの録画が可能です。駐車監視録画方式は、衝撃検出時のみ起動する「衝撃クイック録画」、駐車中も常時録画と衝撃録画を行う「常時・衝撃録画」、長時間記録に適した「タイムラプス録画」の3種類から選択できます。駐車監視録画時間は30分/1・3・6・9・12・24時間/常時ONから選べ、車両バッテリー保護用の録画停止電圧も11.7〜12.2Vの範囲で設定可能です。
イベント録画は、Gセンサーで設定値以上の衝撃を検出する「衝撃録画」、【録画】スイッチ操作による「マニュアル録画」、後続車接近お知らせ機能と連動する「後続車接近録画」、駐車監視モード中の「駐車監視衝撃録画」の4種類に対応しています。運転支援機能としては、先行車発進お知らせ/前方信号お知らせ/先行車接近お知らせ/先行車接近継続お知らせ/後続車接近お知らせの各種画像認識機能に加え、急加速・急減速・急ハンドルを検知するドライブサポート機能、設定速度超過時に知らせる車速アラーム機能を搭載。フロント/リヤキャリブレーションでボンネット位置や路面の水平線、車線中心を合わせておくことで、運転支援各機能の検知精度を高められます。
SDカード運用(ファイルシステム/寿命)
記録メディアはmicroSDカードで、付属の32GBカードに加えて8〜128GB(Class10以上推奨)に対応しています。本機はドライブレコーダー向けに開発された専用ファイルシステムを採用しており、一般的なFAT系ファイルシステムと比べて断片化が起こりにくく、録画データの破損リスクを低減しています。パソコン側で録画ファイルを削除しても、本機に戻すと復元される仕様のため、映像を完全に消去したい場合は本体メニュー内の「SDカードの初期化」から初期化を行う必要があります。
microSDカードは消耗品であり、1日2時間程度の使用でおよそ2〜3年が交換目安とされています。カード容量が一杯になった場合は、常時録画領域とイベント録画領域(衝撃録画/マニュアル録画/後続車接近録画/駐車監視衝撃録画)ごとに、古い映像から順次上書きされます。イベント録画領域の比率(10/20/30%)や「上書き禁止」設定(イベント録画のみ/全録画)を組み合わせることで、重要なイベント映像の上書きリスクを抑えた運用も可能です。事故発生時は、上書きされる前に必ずmicroSDカードを抜いて保管しておくと安心です。
GPS・PCビューア
ZDR 038はGPSを内蔵しており、走行中の位置情報・速度情報・日時を録画映像とともに記録します。専用ビューワソフト(Windows 8.1/10対応)を使うことで、フロント・リヤの映像とあわせて、Googleマップ上に走行軌跡や各種イベント(衝撃録画/マニュアル録画/後続車接近録画/緊急録画停止/駐車監視衝撃録画)の発生位置、加速度グラフなどを重ねて確認できます。ビューワからは動画ファイルの一括保存や静止画保存、印刷といった操作も可能で、必要なシーンだけを切り出して保存することができます。
取り付け・使用上の注意
本体は純正ルームミラーにシリコンバンドで固定するミラー一体型構造です。取付けの際は、純正ミラーの高さが75mm以下であること、ミラー上部に30mm以上の隙間があることなど、取付条件を満たしているか事前に確認する必要があります。フロントカメラの取付位置はフロントガラス上部20%以内かつルームミラー裏側を推奨とし、運転者の視界やエアバッグ、先進運転支援システム用カメラ・センサーの作動を妨げない位置を選ぶことが重要です。フロントガラスやカメラレンズに汚れが付着していると映像が不鮮明になるため、定期的な清掃も推奨されます。
リヤカメラはリヤガラスまたはリヤトレイ等に付属ステーと両面テープで固定し、ワイパー拭き取り範囲内で熱線・アンテナとの干渉を避けた位置に取り付けます。カメラケーブルや電源コードは、市販のコードクランプなどで固定し、ペダル操作やシフト操作の妨げにならないように配線してください。ETCや地デジ・ラジオアンテナ、先進運転支援システムのカメラ近くには設置・配線しないことが推奨されています。microSDカードの抜き挿しは必ず車両キースイッチOFF・本体LED完全消灯を確認してから行い、駐車監視モード動作中は【録画】スイッチ長押しで駐車監視モードを終了させてから取り出してください。
こんな人におすすめ
- 純正ルームミラー位置に自然に設置できる、11.88インチミラー一体型の前後2カメラドライブレコーダーを探している人
- 前後フルHD記録とSTARVISによる暗所性能、HDR画像補正による逆光・夜間の見やすさを重視する人
- 先行車発進/前方信号/先行車接近/先行車接近継続/後続車接近などの運転支援機能で、日常運転の安心感を高めたい人
- 衝撃クイック/常時・衝撃/タイムラプスから駐車監視方式を選び、走行中から駐車中まで前後をしっかり記録しておきたい人
ZDR 038は、STARVIS搭載前後カメラと大型ミラー液晶、HDR画像補正や豊富な運転支援・駐車監視機能を備えた、ミラー一体型の前後2カメラドライブレコーダーです。
出典・参考情報
製品データシート
- 型番
- ZDR038
- メーカー
- COMTEC
- 参考価格
- 39,800円
- カメラ構成
- front_rear
- フロント解像度
- 1920×1080
- リア解像度
- 1920×1080
- HDR/WDR機能
- hdr
- 駐車監視機能
- multi
- GPS
- 搭載
- Wi-Fi
- 非搭載
- 最大SDカード容量
- 128